駐車場の白線引きは、専用のスプレーや白線テープを使って、1台ずつの駐車スペースを区切るために施されます。白線は、視認性が高く、昼間でも明るく、暗くなりがちな駐車場でも見やすいという特徴があります。駐車場の白線引きの手順は次のとおりです。
- 駐車場の状況を確認し、白線の引く箇所を決める。
- 路面の状況も整っているか確認する。
- 墨出しというラインを引く位置の仮線を引く。
- 白線で塗ってはいけない場所を養生する。
- チョークで下書きする。
- 養生後に塗料を塗る。
- 養生を剥がして塗料を乾かす。
駐車場の白線引きを事業者に依頼する場合は、50mまでの価格相場は8万円〜12万円です。駐車場の白線は、一般的に5~10cmの幅で引かれます。国土交通省が指針とする駐車場のサイズは、小型自動車は長さ5.0m、幅員2.3mです。
駐車場白線修繕計画
駐車場の白線引き計画には、次のようなポイントがあります。
- 駐車場の状況を確認する 駐車場の形や広さ、路面の状態、駐車台数や駐車方法などを把握します。
- ラインの幅を決める 駐車場の白線の幅は一般的に5~10cmです。
- ラインの引く位置を決める ラインを引く位置は、駐車場の形や広さ、路面の状態、駐車台数や駐車方法などを考慮して決めます。
- 駐車マス(白線ラインで区分けされた駐車場)のサイズを決める 国土交通省の「駐車場設計・施工指針」によると、小型自動車は長さ5.0m、幅員2.3mが原則です。
- ラインを引く方法 ラインは専用のスプレーや白線テープを使って自分で引くこともできます。また、ドライバーにより適切な駐車位置を促すために2本ラインで細長いU字型にすることもおすすめです。
駐車場白線修繕注意点
駐車場の白線を引く際の注意点としては、次のようなものがあります。
- 塗料の量を計算する:塗装する面積(ラインの幅×長さ)を塗料の缶に表示されている塗装可能面積から計算して準備します。アスファルトの状態によっては余計に塗料を消費するため、施工する場所の状態を良く確認しましょう。
- 白線の太さを考慮する:白線の太さを考慮して、チョークで印をつけます。
- ラインの温度が下がったら利用できる:白線を設置した後、ラインの温度が下がればすぐに利用可能となります。大体、春・秋で10分、夏で15分、冬で5分(あくまで目安)位です。
駐車場に白線を引くメリットとしては、次のようなものがあります。
- 視認性が高く、清潔感を感じさせる
- 複数の車両が定期的に停まる月極駐車場では、利用者が自分のスペースを明確に認識できる
- 白は昼間でも明るく、暗くなりがちな駐車場でも比較的見やすい
駐車場白線修繕施工注意点
駐車場の白線引きを行う際の注意点には、次のようなものがあります。
- 塗料が乾くまで立ち入り禁止にする:塗料が乾くまで線の上を歩かないように、ポールやコーンなどを立てて立ち入り禁止にしておきましょう。
- 施工前に周辺を清掃する:不純物が混ざらないように、施工前に周辺を清掃しましょう。
- プライマーを使用する:不具合の発生を防ぐために、プライマーを使用しましょう。
- 雨天時は施工しない:ライン引きの材料は200度以上に加熱されており、雨水に混入すると熱反応を起こして跳ね、作業員が怪我を負う可能性があります。
- 塗料の量を計算する:塗料の缶に表示されている塗装可能面積から、使用する塗料の量を計算しましょう。アスファルトの状態によっては余計に塗料を消費してしまうことがあります。
- 施工する場所の状態を確認する:施工する場所の状態を良く確認してから塗料を準備しましょう。
また、DIYで施工する場合には、不純物が入り込んだりプライマーの効果が発揮されなかったりすることが起こり得るため、高品質なラインを実現するために、プロにお任せするのが確実です。
駐車場白線修繕養生
駐車場の白線引きで養生する際は、次のような点に注意しましょう。
- 白線で塗ってはいけない場所を養生する
- 養生をしっかり行うことで、美しい白線を引くことができる
- 塗料が乾くまでに線の上を歩いてしまわないように、ポールやコーンなどを立てて、立ち入り禁止にしておく
駐車場の白線引きの手順は次のとおりです。
- 駐車場の状況を確認し、白線の引く箇所を決めましょう。
- チョークで下書きします。
- 養生後に塗料を塗ります。
- 養生を剥がして塗料を乾かします。
白線引きの際は、塗料の量を計算して準備しましょう。アスファルトの状態によっては余計に塗料を消費してしまうことがあります。
駐車場白線修繕費用
駐車場の白線引きの費用は、事業者に依頼した場合、50mまでの相場は8万円から12万円程度です。延長5mあたり2,000円前後が追加されるのが一般的です。文字や数字、マークを入れる場合は、駐車番号の場合は700~1,200円程度、車いすマークは12,000~15,000円程度が相場です。駐車場の白線には、ペイントタイプ、スプレータイプ、テープタイプ、溶融型の粉体塗料タイプなどがあります。
駐車場点字ブロック修繕
駐車場では、点字ブロック(視覚障害者誘導用ブロック)の上に駐車したり物を置いたりするのはやめましょう。点字ブロックは目の不自由な人の大切な道しるべで、歩行の妨げになったり、気付かずにぶつかり転倒したりするなど大変危険です。点字ブロックの上やその周囲に障害物があると、視覚障害者が転倒する可能性があります。過失で点字ブロック上に物を置いていた場合でも、民事上の損害賠償責任が生じる可能性があります。点字ブロックは、階段前、横断歩道前、誘導ブロックが交差する分岐点、案内板の前、障害物の前、駅のホームの端などに設置されています。
駐車場点字ブロック費用
駐車場に点字ブロックを設置する費用は、アクリル(MMA)樹脂を使用した場合、約60万円が目安です。工期は、約1日です。点字ブロックの整備費用は、人件費を除くと、1か所あたり数十万~100万円程度とされています。点字ブロックは、視覚障害者が歩行する際に頼りにするものです。点字ブロックの上やその周囲には障害物を入れないようにしましょう